ドラッグストアは、一般用医薬品や化粧品、シャンプーなどのトイレタリー商品を中心とした量販部門で急速な成長を遂げています。ドラッグストアの中には、豊富な資金力で調剤部門を併設する会社が増えてきました。一般的には、一般用医薬品(OTC)を扱う量販部門に調剤室を設置することが多いです。
【調剤部門】
保険薬局と同様、調剤を行います。
【一般医薬品部門】
医師の処方せんがなくても、薬局・薬店で購入できる一般用医薬品をOTCといいます。
多くのOTCは、1錠(または1包)の中に、いくつもの有効成分が含まれる「配合剤」です。
逆に、医療用医薬品ではそのほとんどが、1錠に1種類の有効成分しか含んでいない「単味剤」です。
OTCと医療用医薬品では、有効成分の配合量にも違いがあります。ほとんどのOTCの有効成分の量は、医療用医薬品より少ない設定になっています。一般的に、OTCは患者さんの自己管理の下に服用されますので、安全性を重視して、医療用医薬品の1/2から1/3の配合量に抑えられています。
一般用医薬品の中には、「スイッチOTC」と呼ばれる医薬品があります。これまで医師の処方により使われていた「医療用医薬品」のうち、長年の使用実績があり、 医師の処方なしに使っても、比較的安全とみなされた成分を、大衆薬に転用(スイッチ)した医薬品のことです。そのため、効き目が従来の一般用医薬品に比較するとシャープで、医薬品間の相互作用も気になるところです。
用法・用量、使用期間を指導するのが、一般用薬品 部門における薬剤師の仕事です。ドラッグストアの団体では2003年4月から、疾病と医薬品のデータベースを運用し、服薬指導に活用しているので、セルフメディケーションの発展に貢献すると期待されます。
職業人の中には「仕事が忙しくて病院で半日もつぶすわけにいかない」という人がいます。そんな人から「ドラッグストアの薬剤師さんは、体調などを説明して相談すれば、最適な薬を示してくれる。ドラッグストアの薬剤師さんには助けられている」という声が聞かれます。
休日でも、夜でも利用できるドラッグストアは、体調をくずした人にとってありがたい存在。健康食品や介護の知識をもった業務にあたるドラッグストアなど、患者さんを主体に考えた活動は評価されています。
【漢方薬局での薬剤師の仕事】
漢方薬局とは漢方薬を主に扱っている薬局です。漢方薬局の薬剤師は現代医薬品のほか、漢方の訓練も受けています。漢方の訓練では、まず東洋医学の理論から見た人体の機能や漢方薬の使い方、生薬の効能や品質、管理の方法など詳細かつ非常に多くのことを学びます。
すでに製品化されたエキス製剤だけでなく煎じ薬を調合している漢方薬局は扱える処方も多く、さらに専門的な知識を身につけることができます。
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