第17回:薬剤師「売り手市場」が変わる!?
- コンサルタント:
小寺澤健太郎 - 大手人材紹介会社、不動産会社勤務の後、現在、エムスリーキャリア株式会社にて、薬剤師専門の人材紹介を担当。
業界のトップ企業に対する紹介を得意分野としている。
今回は長年「売り手市場」といわれ続けている薬剤師の就職・転職市場についてお話ししたいと思います。
まだまだ「売り手市場」
昨今の薬学部新設ラッシュ、6年制の導入と薬剤師を取り巻く環境が大きく変化しており、10年前と比べ、薬剤師は6万人ほど増えたそうです。「飽和状態」との声もありますが、今のところ就職・転職の現場では余剰感は全くなく、「つねに充足していない状態」のようですので、まだまだ「売り手市場」と言えるでしょう。
医薬分業が進み、ドラッグストアの新規出店によって、どの薬局、どの病院でも優秀な人材の確保が急務となっているのが現状です。新規オープン等の急募求人では条件を緩和したり、新卒の年収600万円以上を提示している大手ドラッグストアもあり、人材の奪い合いが起きていることも事実です。
薬剤師の就職・転職市場の変化
しかしながら、薬剤師の転職市場は10年前とは大きく変わってきています。以前よりも年収が出なくなってきていますし、内定も出にくくなってきており、資格があるから、経験があるからといって希望が叶えられる状況ではありません。
「自分はもっと評価されてしかるべき」とご不満をおっしゃる方もいらっしゃいますが、高待遇を求めるのであれば、それなりの根拠が必要です。ご自分のこれまでの経歴や現在やっていること、次の仕事で活かせることやこれからやりたいことなどをしっかり話し、第3者に伝えられること、自分をプレゼンテーションできることが非常に重要になってきています。それが評価につながり、結果、高待遇での就職・転職を成功させることができるのです。
経験+αが必要な時代に
今までは「資格があれば生活できる」とお考えの方も少なくなかったと思われますが、現在では、履歴書でのご経歴確認だけでなく、面接時の受け答えや態度もしっかり見られます。採用担当の方が求める人材とは、経験があることは大前提、+αでコミュニケーション能力、協調性、素直さなどの人柄が重要視されるそうです。そのために、以前よりも面接に力を入れている企業も少なくありません。
このようにライバルが多いなかで内定を勝ち取るためには、面接における事前準備が非常に重要になってくると考えられます。
適切な面接対策を
このことに伴い、面接前に提示された条件よりも、面接後にはもっとよい条件を提示された、と言われる方もたくさんいらっしゃいます。それくらい面接は重要になってきており、今後はさらにこういった傾向がみられることが考えられます。
面接が苦手な方やご不安な方もいらっしゃるともいますが、事前準備から面接対策までしっかりサポートしておりますので、遠慮せず何でもご相談ください。
最近では、管理やマネージャーのスキル等、今までのご経験をきちんと評価し、短期間で管理職に上がれる能力のある方の場合は管理職や役員枠での高年収採用をする企業もあります。
薬剤師転職動向コラム バックナンバー
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