ファーマ人材バンクTOP > 2011年6月の薬剤師転職動向特集 

2011年6月 薬剤師の転職動向ココに注目!今回は、大手と中小の薬局が業界の中でどの様にすみ分けしていくか、そしてそこでいかに薬剤師が生き残るかについての方法論を考えてみたいと思います。

コンサルタント:小寺澤健太郎
コンサルタント:
小寺澤健太郎
大手人材紹介会社、不動産会社勤務の後、現在、エムスリーキャリア株式会社にて、薬剤師専門の人材紹介を担当。
業界のトップ企業に対する紹介を得意分野としている。

第9回:薬局と居酒屋を比較すると見えてくる? 大手と中小の目指すイメージ

大手調剤薬局を中心に生き残る方法論

前回、前々回と薬剤師を取り巻く環境の変化、また、そこで求められる薬剤師像に関して、ご紹介いたしました。以前からも指摘している通り、調剤薬局を取り巻く環境は年々厳しくなっていくと言われており、競争の激化、利益率の低下が予測されます。

大手ドラッグの調剤部門への参入や、薬価基準/診療報酬のマイナス改定に伴い戦略を組み直す法人が多くあるようです。

調剤薬局にも、大手と小規模な地場に根差した法人とで環境が異なりますので、それぞれについて概説したいと思います。

大手調剤薬局を中心に生き残る方法論としては、以前指摘しました通り、
1.M&Aによる競争力確保2.メディカルモール展開による、収益確保3.関連ビジネス(在宅・介護・人材紹介/派遣・医薬品製造/販売)による、売上確保<br />
の3点が要点になると思います。
の3点が要点になると思います。

これらは多額の資本が求められ、各社の戦略によって決定されます。シェア拡大路線を突き進む法人もあれば、収益効率重視の戦略をとる法人もあります。それぞれの戦略によって雇用条件や求められる人材像が異なってくるため、「資格・経験を生かした転職」だけではなく、各法人の戦略に納得できるかが重要です。

小規模~中規模調剤薬局で生き残る方法論

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一方、小資本薬局(パパママストア)や小規模~中規模(10~20店舗)クラスの薬局に関しては大手薬局と同じような戦略をとることは難しいと思います。逆に大手がケアしない領域や、きめ細かなサービス向上等を主軸に、地道な顧客層の拡大を狙う必要があると思います。

小規模~中規模調剤薬局は立地条件やサービスの品質で差別化を十分図ることができます。例えば、大手の居酒屋チェーンと地場の居酒屋チェーン・地元に愛される居酒屋等で顧客層も、利用のされ方も異なります。大手居酒屋チェーンの中でもスタッフの教育は違いますし、小さな居酒屋であれば料理の味や店員との会話(サービス・信頼性)を求めて通うこともありますが、大手居酒屋に「通う」ことはあまりありません。身近にあることの強みは業種を超えて遍在します

Win-Winの状態で働くには

調剤業務の内容が差別化しにくい前提はありますが、様々な規制緩和によって大手の参入が広がるからこそ、逆に差別化を図ることも可能です。そうした業界の移り変わりをにらみながら、「とるべきスタンス(ポジショニング)」を考えられている経営者の方も多くいらっしゃいます。

そのスタンスとご自身のキャリアイメージや、やりたいことがフィットするとお互いがWin-Winの状態で働けるのではないでしょうか。

会社の規模に関係なく、多くの法人様は各社で求める人材像を明確に持たれているため、ご自身のキャリアイメージを描き、フィットする会社で経験を積んでいくことが大切かと思います。

転職動向などの情報収集のためのご利用や、
他社やご自身での転職活動との併用も歓迎!

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